裏技 逆啄木鳥戦法 
啄木鳥戦法とは、木をつついて反対側へ逃げた虫を捕らえるという啄木鳥(きつつき)の餌のとり方にヒントを得た、山本勘助の戦法です。
この啄木鳥戦法がゲームに登場する訳ではありませんが、この啄木鳥と逆の反応がゲームで起こります。それを利用した戦法を、ここでは便宜上、「逆啄木鳥戦法」と名付けました。
いきなり方法を説明しても、理解しにくいでしょうから、まずは、コンピュータの思考ルーチンからご説明します。
コンピュータの兵力分布
コンピュータが操作する勢力も、安全地帯の兵は少なくし、前線には多くの兵を配置しています。その傾向から分析すると、兵力に関するコンピュータの思考ルーチンは、次のようになっていると推測できます。
兵力に関するコンピュータの思考ルーチン
・安全地帯には最低1000
・前線の港や支城には最低3000
・前線の城には最低5000
・ある程度兵が増えたら前線に輸送
・攻められたらすぐに各地から援軍
これらから、兵力に「バランス」が存在するのは最低値のみで、基本的に攻めも守りも「集中」というのが、お分かりいただけると思います。
コンピュータが攻める時に守りが甘くなるのも、この思考ルーチンのせいです。敵が大量の援軍を集めるのも、この思考ルーチンのせいです。
思考ルーチンの穴
コンピュータの思考ルーチンに存在する穴とは、攻められたらすぐに各地から援軍を集めることです。これにより、各地で募兵してバランスよく増えた兵を、1か所に集中させることができるからです。
この攻められた所に集まってくるコンピュータの思考ルーチンを利用すれば、攻撃目標の城の兵を減らすことができます。
逆啄木鳥戦法の使い方
逆啄木鳥戦法は、城を2つ以上持つ勢力に対して使えます。簡単に説明すると、敵の兵力を援軍として往復させている間に、敵の城を2つとも一気に奪う戦略です。
1.┏━┓ ┏━┓
┃敵┃ ← ┃敵┃ 兵の少ない敵の城に近付くと、
┗━┛ 援軍┗━┛ 他の城から援軍が集まってきます。
↑攻撃
2.┏━┓ ┏━┓
┃敵┃ ← ┃敵┃ 援軍に出たばかりの城を攻めても、
┗━┛ 援軍 ┗━┛ 援軍が途中で引き返すことはありません。
↓退却 ↑攻撃
3.┏━┓ ┏━┓
┃敵┃ → ┃敵┃ 援軍が往復する間に、右の城門を破壊します。
┗━┛援軍 ┗━┛ また、左の城も攻略するチャンスです。
↑攻撃 ↑攻撃
4.┏━┓ ┏━┓
┃敵┃ → ┃敵┃ 援軍を先に倒してもいいです。
┗━┛ 援軍┗━┛ 恐らく左の城の方が先に落とせます。
↑攻撃 ↑攻撃
5.┏━┓ ┏━┓
┃自┃ → ┃敵┃ 1つの城を落したら、もう一方へ加勢します。
┗━┛ 攻撃 ┗━┛ これでどちらの城も奪えます。
↑攻撃
この2つの城は離れているほど効果的です。敵に知力の高い武将がいる場合、偽報に苦労して上手くいかないこともあります。城が3つ以上ある場合も、敵が援軍を出す順序を計算すれば、同様の戦術が通用します。
|